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着色汚れの原因と対策 ~筋機能療法士と歯科衛生士の視点から~


みなさん、歯の茶色い汚れがきになったことはありませんか?

歯磨きでも落ちない、着色汚れ。

その原因は実は日常生活に隠れています。


1. 口呼吸からくる着色汚れ


見分け方:前歯に主につきやすい。歯の表面につく着色はほとんどこれに該当する。


原因


口呼吸は、歯と口腔環境に以下のような影響を与え、着色汚れの原因となります。

•唾液の減少と乾燥

 唾液は口腔内の自浄作用を担っていますが、口呼吸により唾液が蒸発しやすくなるため、汚れが歯に付着しやすくなります。

•歯の前面への汚れの蓄積

 口呼吸によって、特に前歯が空気にさらされ乾燥し、着色汚れが目立ちやすくなります。


筋機能療法士の視点


口呼吸は口周りの筋肉の不均衡や舌の低位(舌が口の底に落ちている状態)が原因の場合が多いです。これにより、鼻呼吸が難しくなり、口呼吸が習慣化します。


対策


1. 口呼吸を鼻呼吸に改善

•筋機能療法(MFT)

 舌の位置や口周りの筋肉を正常に機能させるトレーニングを行います。例えば、「舌を上顎に置く練習」や「唇を閉じるトレーニング」が効果的です。


•寝る時に

 寝ている間の口呼吸を防ぐために、テープを使った「口閉じテープ」が有効的です。


2. 唾液の分泌を促す

•食事の際によく噛む

 噛めば噛むほど唾液が出ます。

•唾液腺マッサージ

 耳下腺や顎下腺を指で軽くマッサージします。


3. 日常ケア

•こまめに水分を摂る

水は口を潤してくれるだけでなく、唾液量にも関係します。唾液量は体の水分に依存するため、体から水分が足りていないと必然的に唾液量も少なくなります。


2. その他の原因による着色汚れ


見分け方:歯の内側に主につきます。タバコのヤニもこれに該当します。また、タバコのヤニは舌にも付き、舌が黄色っぽくなります。


原因


飲食物

•コーヒーや紅茶、赤ワインなど、色素成分が歯の表面に付着します。

•カレーやトマトソース、ブルーベリーなど鮮やかな色の食品も原因です。


喫煙

•タバコのタール成分が歯の表面に付着し、茶色い汚れを引き起こします。


歯磨き不足

•適切なブラッシングを行わないと汚れや色素が定着します。


対策


1. 飲食後のケア

•水で口をすすぐ

 着色の原因となる色素を除去できます。

•ストローの活用

 飲み物が歯に直接触れるのを防ぎます。


2. 歯磨きの見直し

•ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用

 ただし、研磨剤が強すぎるものは避けるべきです。

•正しいブラッシング方法

 力を入れすぎず、優しく磨きます。


3. 定期的なクリーニング

•歯科医院でのプロフェッショナルクリーニング(PMTC)を受けましょう。3~6ヶ月に1度の頻度が理想的です。クリーニング後、さらに歯を綺麗に白くしたい場合には、ホワイトニングがおすすめです。



~筋機能療法士からのメッセージ~


「口呼吸を改善すること」は、歯の健康だけでなく、顔の印象や全身の健康にもつながります。筋機能療法では、呼吸習慣の改善とともに、口元の美しさを取り戻すサポートを行います。ぜひ日々のケアに取り入れて、白く美しい歯を保ちましょう!

 
 
 

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